ABOUT /リニューアルまでの道のり

2011年の庄内温水プール休館から、2020年のリニューアルオープンまでの動きを紹介します。


2011年 庄内温水プール 休館

 長年、多くの人々に愛されてきた庄内温水プールが、耐震強度不足から、休館しました。

 その後、2015年3月に豊中市から「庄内温水プール跡地利用基本構想」が発表され、今後の施設のテーマとして「スポーツ」「防災」「みどり」「交流」が挙げられました。


2017年8月 第2期工事の基本計画案の作成

 豊中市と大阪大学の官学連携のもと、大阪大学工学部建築・都市人間工学研究室が、地域住民の皆さんのご意見もうかがいながら、第2期工事の基本計画案を作成しました。


2017年11月 キャラクター「いるか」の復活

 豊中市と大阪大学工学部建築工学コースの学生によって、温水プールの底に描かれていた「いるか」の絵を復活させました。長年にわたって地域の皆さんを見守ってきたこのいるかを、このグリーンスポーツセンターのキャラクターに設定しました。


2018年1月 庄内温水プールを題材にした絵本を刊行

 プールの底に眠っていた「いるか」を主人公にした、プールの記憶を綴った絵本を刊行しました。豊中市立図書館でも貸し出し中です。

 西丸美愛子著、森野晋次編:「庄内ループ」,2018.1


2018年1月~2月 「世界の庄内/プールの記憶の巡回展」開催

 2020年のリニューアルオープンに向けて、多くの人々に愛された庄内温水プールの記憶を蘇らせ、その記憶を紡いでいくため、豊中市内4か所で、巡回展を開催しました。

 また、この施設のキャラクターである「いるか」の名前を、巡回展において投票を行い「しょうちゃん」と名付けました。


2019年1月 交流拠点「みつぼの花」の活用方法を提言

 豊中市と大阪大学の官学連携のもと、大阪大学工学部建築工学コースの学生が、交流拠点「みつぼの花」の利活用方法について検討し、豊中市に提言しました。

 「知識の循環が世代を超えた交流生み出す」をコンセプトに、この地域や場所に関係がある多様な人々の知識や経験を共有し、交流につなげていく意義と仕掛けを提案しました。


2020年10月 リニューアルオープン

 これまでの取り組みを踏まえ、2020年4月より、豊中市(スポーツ振興課・魅力創造課)、武庫川女子大学生活環境学科 伊丹康二研究室、アートプロジェクト気流部により、グリーンスポーツセンターのリニューアルオープンに向けて、具体的な施設の方向性を検討してきました。

 そして交流拠点「みつぼの花」、ウェルネス広場の整備が終了し、約3年ぶりに全面リニューアルオープンします。

 リニューアルオープン特別イベント「アートの秋でエクササイズ!」については、こちらをご覧ください。


【参考論文資料】
公共スポーツ施設「豊中市立グリーンスポーツセンター」の多機能化に向けた取り組み
武庫川女子大学 生活環境学部 伊丹康二准教授

地域施設計画研究40 2022年7月 日本建築学会
建築計画委員会 施設計画運営委員会 地域施設計画小委員会