デジタルエキスポ紹介編①

特集「とよなかデジタル・エキスポ」vol.1

11月26日(土)にグリスポで開催される、とよなかデジタル・エキスポ。
高度な技術をより身近な視点から導入し、豊かで安心な社会を目指すデジタルトランスフォーメーション(DX)の中で、「とよなかデジタル・エキスポ」では、インターネットが普及し始めた20世紀後半から、スマホの登場によって、更なる進化をとげているIT(情報技術)の現在形に誰もが触れることが出来ます。そして、少し先の未来を楽しみながらみんなで共有していく、地域に根差した新たな博覧会の可能性を感じさせてくれるはずです。

今回の特集では、そのプログラムの一端をグリスポピアの視点(豊中市最南端より、グローカルに新たな地域の創造的拠点となる事を目指す)で、開催に先立って少し紹介していきます。 
文/ 森野 晋次(グリスポピア•アートディレクター)

「より楽しく、豊かに。社会的課題解決への導入役として。」
画像_奈良先端科学技術大学院大学ユビキタスコンピューティングシステム研究室
この画像は道端に捨てられているペットボトルのゴミ拾いの写真です。
一見、よくみられる清掃活動の風景ですが、そのトング(ハサミ)の中央部をよく見ると、細長いケーブルが装着されています。このトングは「Tongar」と命名されています。又の名を「IoTトング」。
IoTとは? Internet of Things(モノのインターネット)。インターネットはコンピュータ同士を接続するためのものでしたが、現在では新たにスマートフォンやタブレット端末も接続され、世界中に張り巡らされたインターネットはあらゆるモノがコミュニケーションをするための情報伝送路になりつつあります。そして、今までインターネットにつながっていなかったモノをつなぐことをIoT:Internet of Things(モノのインターネット)と呼んでいます。Internet of Things(モノのインターネット)という手段で何を目的とするかの明確な定義はなく、IoTには様々な応用例が考えられています。
引用_https://mono-wireless.com/jp/tech/Internet_of_Things.html
その仕組みは、トングで挟んだゴミの分別を、カメラを通したAI(人工知能)で行い、拾った位置情報とゴミの種類をスマホを通してデータ集約し、どこに何のゴミが落ちているか、そのデータを地図上に落とし込んでいきます。つまり、人のゴミ捨て行動を“見える化”することになり、例えば、ゴミ捨て禁止の注意書きを、どこにどんな文言で示せば良いかに役立ちます。データサイエンスでもあるこのセンシングシステム、開発チームは、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)のユビキタスコンピューティングシステム研究室(NAIST-UBI)です。
詳しくは ▶︎研究室のホームページへ
そして、この「Tongar=IoTトング」が、とよなかデジタル・エキスポに登場します。奈良先端科学技術大学院大学と日本たばこ産業株式会社(JT)が連携し、「IoTトングでひろえば街が好きになる運動 with Rethink PROJECT」を各地で開催され、豊中市では初展開になります。

スペシャルな特典も!
そして今回は特別に、参加者の中から、今年のNPBで優勝したオリックスバフォローズの超激レアグッズ、選手使用のサイン付きユニフォームなどが当たります。
※その詳しい懸賞については、当日に会場で発表されます。

是非、「IoTトングでひろえば街が好きになる運動 with Rethink PROJECT」in豊中にご参加下さい!

また、IoTトングのセンシング技術を開発した研究室チームも当日現地入りするそうですので、開発プロセスの話を実際に聞いてみるのも面白いかもしれません。


追記
2020年、グリスポで開催された「みなそら(全国一斉凧揚げ大会)」に導入した、みなそらアプリ(凧揚げ画像を日本各地から集め、網羅する)を開発したのも、実は奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)のユビキタスコンピューティングシステム研究室(NAIST-UBI)です。IoT技術と、そのセンシングシステムが、様々なシーンで活用、応用されているのが分かります。

グリスポピア記事 ▶︎全国一斉凧揚げの会場に
アーカイブス ▶︎https://www.minasora2020.jp/

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