デジタルエキスポ紹介編②

特集「とよなかデジタル・エキスポ」vol.2

「より身近に、暮らしと文化の中へ」
情報化社会の著しい変化の中で、これまでの暮らしも様変わりしています。
古くは人と人との物々交換から始まったショッピングは、貨幣制度を経て、現在はキャッシュレス化が進んでいます。現金を持ち歩く必要が無く、お釣りも用意する必要が無くなるキャッシュレス化。売買がしやすく、地域独自の通貨制度の導入や、ポイント付与など、新時代のサービスが続々と生まれています。
豊中市でも導入が進んでいる「マチカネポイント」もその試みの一つです。
詳細は▶︎マチカネポイントページへ
マチカネポイントは、豊中市が実施するイベントへの参加などにより貯める事ができるデジタル地域通貨です。地域社会での人と人、人と物の関わりを新たに作り出し、物流の根底にある、人と人の繋がり、土地との“縁”を芽生えさせます。
このマチカネポイントも「とよなかデジタル・エキスポ」の中で導入されます。
来場者は一定のポイントがもらえ、当日会場に出店されるキッチンカー2店舗でも使用出来ます。※ポイント付与、ご使用にはアプリのインストールが必要です。
その他、豊中市のデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みの一つとして、デジタル図書館、デジタル広報誌があります。紙媒体であった「本」をデジタル化し、いつでも誰もが容易に、図書館へ出向かなくても「本」に出会えます。広報誌も人を介した配布やポスティングが不要になり、原本自体に非接触になるため、感染症拡大の心配もなく、コロナ禍による活動自粛やリモートワーク化の中で、より注目されたサービスです。とよなかデジタル・エキスポでは、そのデジタル広報誌やデジタルブックの体験読書が可能です。
▶︎豊中デジタル図書館ホームページ 
このように、これまでは物があり、それに付随するのが「情報」ということでしたが、よりDX(デジタルトランスフォーメーション)が進むことにより、「情報」そのものだけが人と人の間にあり、それらを相互にインターネットを介してやり取りする技術の可能性がますます拡がっています。ただ、現在のデジタル化技術では視覚情報や聴覚情報に限られています。その他の五感の中の触覚、味覚、臭覚は今後のデジタル化技術の進化を待たねばなりません。

「新しい開かれた文化として」

豊中市の取り組みで最後に紹介するのは、NFTアート展示(Toyonaka Art Connectionからの出張展示)です。 ▶︎Toyonaka Art Connection

少し解説したいと思います。
NFTとは、Non-Fungible Token。非代替性トークン。一見難しい聴き慣れない単語ですが、この意味合いは前述の「情報」そのものへの価値付けと資産化に関係しています。

物質は、触る事も出来、経年によって変化し、それ固有のモノとして、唯一無二の価値を生み出します。それに反して「情報=ITデータ」は、基本的にはプログラミング技術の1or0の2進法で作られ、これらは容易に複製が可能であり、原物と複製物の差異もありません。コピー化に優れた技術と言えます。
では、トークンとは何か?これは数年前から話題にも上る、暗号資産、仮想通貨を意味しています。そしてこれらは代替性(交換可能なもの)を持つことによって通貨としての資産価値を生み出し、それ自体が円やドルなどと同様に投資の対象になったのです。
そのトークンの代替性を「非」とし、唯一無二の価値として“デジタル情報”を存在させるのが「非代替トークン」=NFTの技術です。

そして、NFTアートとは、これまでの美術界の常識である、絵画、彫刻などの“本物”としての作品価値を、デジタルアートの世界にも適応させます。誰が、いつ創作したものか、その作品の価値付けを、複製可能なデジタル作品に取り入れたのが、NFTアートです。これはデジタルデータに鑑定書を発行出来る画期的な仕掛けです。そして、この技術により、デジタル作品の新たなマーケットが生まれています。Twitter創業者のジャック・ドーシー氏の出品した同氏の初ツイートが約3億円というのは有名な話です。ダヴィンチのドゥローイング、太宰治が書いた手書き原稿、モーツアルトの手書き譜面などと同様に、デジタルデーターが唯一無二の価値を得るのです。
このNFTアートの展覧会「Toyonaka Art Connection」が豊中市立文化芸術センターで開催されます。そして、その出張展示が、グリスポでの「とよなかデジタル・エキスポ」にて同時開催。

11月23日(祝•水)には、豊中市立文化芸術センターにてトークショーも開催されます。
ご興味のある方は、是非ご来場下さい。
その他、エキスポでは、各協力企業のARやVR技術の体験会や、様々なデジタル技術の新しい取り組みの紹介が目白押しです。

是非、地域型博覧会「とよなかデジタル・エキスポ」に足を運んでみてください。

そして、楽しみながら、少し先の未来まで、皆さんで体感してみて下さい!

デジタルエキスポ紹介編①

特集「とよなかデジタル・エキスポ」vol.1

11月26日(土)にグリスポで開催される、とよなかデジタル・エキスポ。
高度な技術をより身近な視点から導入し、豊かで安心な社会を目指すデジタルトランスフォーメーション(DX)の中で、「とよなかデジタル・エキスポ」では、インターネットが普及し始めた20世紀後半から、スマホの登場によって、更なる進化をとげているIT(情報技術)の現在形に誰もが触れることが出来ます。そして、少し先の未来を楽しみながらみんなで共有していく、地域に根差した新たな博覧会の可能性を感じさせてくれるはずです。

今回の特集では、そのプログラムの一端をグリスポピアの視点(豊中市最南端より、グローカルに新たな地域の創造的拠点となる事を目指す)で、開催に先立って少し紹介していきます。 
文/ 森野 晋次(グリスポピア•アートディレクター)

「より楽しく、豊かに。社会的課題解決への導入役として。」
画像_奈良先端科学技術大学院大学ユビキタスコンピューティングシステム研究室
この画像は道端に捨てられているペットボトルのゴミ拾いの写真です。
一見、よくみられる清掃活動の風景ですが、そのトング(ハサミ)の中央部をよく見ると、細長いケーブルが装着されています。このトングは「Tongar」と命名されています。又の名を「IoTトング」。
IoTとは? Internet of Things(モノのインターネット)。インターネットはコンピュータ同士を接続するためのものでしたが、現在では新たにスマートフォンやタブレット端末も接続され、世界中に張り巡らされたインターネットはあらゆるモノがコミュニケーションをするための情報伝送路になりつつあります。そして、今までインターネットにつながっていなかったモノをつなぐことをIoT:Internet of Things(モノのインターネット)と呼んでいます。Internet of Things(モノのインターネット)という手段で何を目的とするかの明確な定義はなく、IoTには様々な応用例が考えられています。
引用_https://mono-wireless.com/jp/tech/Internet_of_Things.html
その仕組みは、トングで挟んだゴミの分別を、カメラを通したAI(人工知能)で行い、拾った位置情報とゴミの種類をスマホを通してデータ集約し、どこに何のゴミが落ちているか、そのデータを地図上に落とし込んでいきます。つまり、人のゴミ捨て行動を“見える化”することになり、例えば、ゴミ捨て禁止の注意書きを、どこにどんな文言で示せば良いかに役立ちます。データサイエンスでもあるこのセンシングシステム、開発チームは、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)のユビキタスコンピューティングシステム研究室(NAIST-UBI)です。
詳しくは ▶︎研究室のホームページへ
そして、この「Tongar=IoTトング」が、とよなかデジタル・エキスポに登場します。奈良先端科学技術大学院大学と日本たばこ産業株式会社(JT)が連携し、「IoTトングでひろえば街が好きになる運動 with Rethink PROJECT」を各地で開催され、豊中市では初展開になります。

スペシャルな特典も!
そして今回は特別に、参加者の中から、今年のNPBで優勝したオリックスバフォローズの超激レアグッズ、選手使用のサイン付きユニフォームなどが当たります。
※その詳しい懸賞については、当日に会場で発表されます。

是非、「IoTトングでひろえば街が好きになる運動 with Rethink PROJECT」in豊中にご参加下さい!

また、IoTトングのセンシング技術を開発した研究室チームも当日現地入りするそうですので、開発プロセスの話を実際に聞いてみるのも面白いかもしれません。


追記
2020年、グリスポで開催された「みなそら(全国一斉凧揚げ大会)」に導入した、みなそらアプリ(凧揚げ画像を日本各地から集め、網羅する)を開発したのも、実は奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)のユビキタスコンピューティングシステム研究室(NAIST-UBI)です。IoT技術と、そのセンシングシステムが、様々なシーンで活用、応用されているのが分かります。

グリスポピア記事 ▶︎全国一斉凧揚げの会場に
アーカイブス ▶︎https://www.minasora2020.jp/

わがまちクリーン大作戦

参加者大募集!

クリックで拡大
グリーンスポーツセンター施設管理者である私たち奥アンツーカ株式会社は、施設周辺道路の美化清掃活動に取り組んでおります。
今回、NATS4市の市内一斉清掃活動日に合わせて、わがまちクリーン大作戦に参加いただける皆様を募集しております。「捨てない人づくり」、「捨てにくい地域づくり」に賛同いただける方、ご参加よろしくお願いします。

※当日はゴミ拾い用ばさみをご用意していますので、特に持ち物は必要ありません。
実施日時     
令和4年11月27日(日)10時〜11時(約60分)
集合場所は、グリーンスポーツセンターみつぼの花前

清掃場所
グリーンスポーツセンター周辺道路等

※雨天の場合は中止します。以下のホームページにてご確認ください。 
▶︎豊中市立屋外体育施設公式ホームページ 

問い合わせ
グリーンスポーツセンター  (豊中市大島町3ー9ー2ー1)
TEL  06ー6398ー7391
NATS4 共通ゴミ袋
わがまちクリーン大作戦とは
隣接する西宮市・尼崎市・豊中市・吹田市の4市で、バイオマス素材を含有した共通デザインの「地域清掃用ごみ袋」を作製しました。
これに伴い、プラスチックごみ削減に繋がる共通デザインの「地域清掃用ごみ袋」を使用したPR活動として実施する市内一斉清掃活動の名称です。
参加団体が市内一斉清掃活動をすることにより、「捨てない人づくり」、「捨てにくい地域づくり」への意識向上につなげることを目的としています。

報告!籠城CAMP

秋晴れのもと「THE籠城キャンプinグリスポキャッスル!」を開催しました!
この企画は、2020年に災害時の避難場所に指定されたグリスポのウェルネス広場で、キャンプを楽しみながら災害時にも役立つ術を身につけようという主旨で企画されました。同時に、非常時のグリスポの使い方を考えるきっかけにしたいという意図もあります。そのため、豊中市の一般参加者のほか、サバイバル術に熟知したボーイスカウト豊中第22団の皆さん、地域の防災(共助)の中心的な役割を担う庄内西自主防災会の皆さん、グリスポの将来の姿を考えてきた、武庫川女子大学生活環境学科の研究室や学生など、多くの方の協力を得て、開催しました。
2022.11.12 Day1 
13:30 
一般参加者5組22名、ボーイスカウト55名、武庫川女子大学9名のほか、自主防災会や企画スタッフが集まり、豊中市長の「存分に楽しんでください!」の発声により、籠城キャンプがスタートしました。
各自のテントや炊事エリアの設営のあと、ブルーシートを使ったシェルターづくりをボーイスカウトの皆さんに教えてもらいました。高価なテントを買わなくても、シートとロープとほどよい木があれば、雨露をしのぐことが出来る最低限の簡易テントができることを学びました。
手の空いた人から、アルミの空き缶を使ったキャンドルランタンづくり。アルミ缶に絵を書いた紙を巻き付け、画びょうで穴をあけていきます。参加者からは「子どもが頑張って最後まで自分で作り切ろうとしている姿が見れてよかった」との声も。ぼこぼこになった空き缶の見栄えは悪くても、夜、中にキャンドルを入れると絵が浮かび上がりますよ~。
広場中央に設置した城(グリスポキャッスル)の尖塔から六方向に張られたチェーンに吊るしていきます。
16:30 
火起こし体験から調理開始です。町会からお借りしたドラム缶コンロ+大鍋3台、庄内西自主防災会提供の薪、豊中市の生産緑地で育てられた里芋50袋、(株)サンオーブン提供の米10kgなど、様々な方から提供あるいはお借りした器材と食材で、夕食を作ります。
ポリ袋に卵とチーズと塩コショウを入れて湯煎すれば、チーズオムレツの出来上がり!ポリ袋にパスタと水を入れて湯煎し、オリーブオイルとふりかけを入れれば、パスタの出来上がり! 食器がなくても、食器を洗う水が貴重な場面でも使える防災術(防災食)ですね。
前日に収穫した里芋を使った芋煮や大鍋パエリアも大好評でした!
非常時には、一人一人が食材を準備する(備える)ことも大事ですが、地域のどこにどんな器材と食材があるのかを知り、いざというときに使えることが大事だということを学びました。
ちなみに、今回の食材費は約25,000円(夕食100人分と朝食50人分)でした。食材などの寄付をいただいた皆様に、改めて感謝申し上げます。 また、食器にサランラップを巻いて使えば、食器を洗う手間が省け、使う水も減らせることも学びました。グリスポは屋外の炊事場は1か所しかないため、大人数の避難生活では、大事な防災術ですね。
19:30 お腹も落ち着いたところで、広場を消灯してのランタンナイト。
10月に完成した城(グリスポキャッスル)の尖塔を中心に、みんなでつくった一つ一つのキャンドルランタンが流れるように広がり、輪となることをイメージして、武庫川女子大学の研究室がデザインしました。

グリスポキャッスルの開城を祝うと同時に、このグリスポから生まれた一人一人の活動や関わりがつながり、地域に大きく波紋のように広がっていくことを願っています。
ランタンツリーを参加者全員で囲み、ボーイスカウトによる出し物で参加者全員がひとつになりました。
一般参加者からは、「夜にみんなで歌うイベントも久しぶりで楽しい時間でした。」との声も。
1日目最後のプログラムは、ダンボールを使った足湯。足も濡れず、お湯を使いまわせるので衛生的。しかも段ボールは空気層があるのでお湯も冷めにくい。武庫川女子大学で何度も実験をして、今回の仕様にたどりつきました。皆さんの、足を入れたときの「あ~~」というため息が印象的です。
子どもさんからは「これ考えた人、天才やな。」というお褒め?の言葉もいただきました。大人より子どもの方が足湯場から動きたくなくなるというのは予想外でした。また、参加者から「日常の消耗品を活用した足湯は、他のアイデアにも発展させる可能性もある」との意見もいただきましたが、その通りだと思います。段ボールを二重にしたり、緩衝材のプチプチを使ったり。キャンプでは、食材を入れてきた発泡スチロール箱やクーラーボックスの保温力は絶大だと思います。
ぜひ、今流行の冬キャンプでお試しを!防災面から言えば、避難生活での足湯は心身ともに効果があります。東日本大震災後の足湯ボランティアも盛んにされていましたし、穏やかな気持ちになることで避難所のトラブルも減るかもしれませんね。

足も温まったところで、一般参加者22名、ボーイスカウト18名、武庫川女子大学5名、自主防災会1名、スタッフ3名の計49名が、グリスポで一夜を明かしました。
2022.11.13 Day2  
平年より5度ほど暖かく、風もほとんどない、穏やかな朝を迎えました。グリスポには、毎朝6時から地域の皆さんがラジオ体操のために集まります。この日は、薄暗い中「ようさん、テント張ってはるわ。」といった会話や電車が走る音で目覚めました。
8:00 パンにキャベツとソーセージを挟み、アルミホイルで包み、牛乳パックへ。牛乳パックに火をつけて30秒。焼きたてホットドッグの出来上がり!
コンソメスープとともに、朝の腹ごしらえ完了です。
朝食後、各々荷物を撤収して、小雨が降り出した9:30に閉所式をして、解散しました。
今回の企画を踏まえ、グリスポの防災ブックレットを作成する予定です。又、グリスポが防災面も含めた地域の拠点になるために、今後も進化を続けたいと思います。ぜひ、ご協力の程よろしくお願いします!

※今回の籠城キャンプについては、ボーイスカウト豊中第22団のブログにも記事を掲載いただきました。
http://toyonaka22.daa.jp/2022/11/13/post-7566/
【御礼】 ボーイスカウト豊中第22団、庄内西自主防災会、消防団庄内西分団洲到止班、武庫川女子大学伊丹研究室のほか、企画の実施にあたり多大なご協力をいただいた皆様、ありがとうございました。 
また、以下の皆様から食材、消耗品のご寄付をいただきました。心から御礼申し上げます。
 ・日本ハム株式会社から、シャウエッセン100本 
・株式会社サンオーブンから、米10kg 
・ボーイスカウト豊中第22団から、各種消耗品 
・庄内西自主防災会から、サランラップ、アルミホイル 
・豊中市から、里芋、ガスカートリッジ、飲料水、アルファ米200食

みんなで造り、みんなで創る②

 ワークショップレポート第2弾、気流部編。
「アートプロジェクト気流部とお城作りのワークショップ!!」

みつぼの花南側、お城の背面が見えるスペースで開催された築城ワークショップは、屋外の開放的な雰囲気の中、第二期の工事を見据えた内容になりました。
参加者に、より実際の築城プロセスに携わってもらいたい、そんな想いから、安全な場所での開催が可能な、今のタイミングになりました。※第一期の工程は高所と立ち入り禁止エリアでの工事のため。
そして、プログラムは2部に分けられ、まずは「イロドリ砦(とりで)の飾り壁造り」からスタート!このイロドリ砦は施設エレベーター1階横、お城の外縁に建てられる、来場者をまず最初に迎える、家でいうと表札が付けられる柱のようなものです。
高さ130センチほどの六角形の砦、4塔分のそれぞれの面に、お城の材料である杉材の木端を使い、各自がイメージするお城の文様を作ってもらいました。

休憩を挟んで(この時間に阪大の模型ワークショップにもご参加頂きました)、第二部の「みつぼの楼閣(ろうかく)」のウェルカムゲート造りに入ります。
このみつぼの楼閣とは、お城からみつぼの花へと導かれる、グリスポキャッスル第二期工程の大事な要素。レンガ作りのみつぼの花までを“お城化”していくプロセスになります。
その「みつぼの楼閣」の大きく開かれた間口上部に渡される「SMILE STYLE」※という来場者を楽しく笑顔で迎え入れるカラフルなゲート造り。※「SMILE STYLE」はグリスポキャッスルのキーコンセプト。これらを、今度は色とりどりに塗装された杉の木端を使って、装飾していきます。ここからプログラムを導いていくのが、気流部プログラムにはいつも帯同する、はなガッツ!!みつぼの花にもちなみ、お花畑をみんなで作りました。
参加者は気流部 with はなガッツの監督のもと、まだ見ぬ完成形をイメージし、楽しく、築城プロセスへの携わりをより実感しながら、また、今後永らく設置される工作物であるという少々のプレッシャーを受けながら、仕上げていきました。
最後は素敵な作品群と共に記念撮影!
今回のワークショップを経て、実際の取り付け工事は年内を目処に進められます。
また、12月にはクリスマスに向けた飾り付けなども行う予定です。

是非、楽しみにして下さい!!

みんなで造り、みんなで創る①

グリスポキャッスル第一期の工事を終えたタイミングでのワークショッププログラム、「アートプロジェクト気流部とお城作りのワークショップ!!」、大阪大学工学部建築・都市人間工学研究室による「建築模型ワークショップ〜モックアップ・ザ・ステップ〜」を11月12日(土)に開催しました。
今回はそのレポート第一弾、阪大編。※最下段に報告書をUPしています。

みつぼの花で開かれた「建築模型ワークショップ」は、グリスポの基本計画に携わった研究室による、公共空間の活用をテーマにしたプログラムです。リニューアル後にも、より地域にとって、利用者にとっての公共施設の在り方を探り、発見し、実践していこうとするものです。今回は、施設の顔、玄関口となる南階段にスポットをあて、参加者に空間の全体像を捉えてもらうために建築模型(モックアップ)を使い、少し離れた視点で「こんなこと」「あんなこと」と、場の使い方のイメージを言葉で付箋に書き込んでもらいました。
普段、階段を通り過ぎる際には見えていなかった空きスペースの形、広さが、模型を見下ろすことで一瞬で捉えられます。又、お城が建っている石段周辺は、今は立ち入り禁止のエリアでもあり(グリスポの初期、ここは滝施設でした。※池の水を上部まで汲み上げ、流し下ろす循環型のウォーターエリア)、デッドスペース(※使えない空きスペース)になっています。
そして、そういう場所を含めた、南階段周辺の活かし方のアイディアを募り、実現可能なことを試みようとしています。施設の顔として、お城とその周辺をより楽しく、魅力溢れる空間にすること。その第一歩がこのワークショップです。
研究室の学生が参加者と語らい、ぼんやり沸いたアイディアを言葉で拾う。当日も幅広い年齢層の参加者と学生が、模型を前にして場所のイメージを共有し、参加者から湧くアイディアとビジョンに寄り添いながら進行していました。
そして、プログラムの終了時間には、アイディアが書かれた付箋が、ホワイトボードに貼りきれないほどに。
この集まったアイディアは研究室に持ち帰られてまとめられます。
また、施設近隣の地区でのワークショップを重ね、施設利用者のアイディアと地域の方々のアイディアが交わり、未来のグリスポの種(タネ)になります。

今後、一体どういうグリスポの玄関口が生まれ、花開くのか、是非この先を楽しみにしておいて下さい。
□建築模型WS_成果報告書

MAX DAYヽ(^o^)

MAXとは、全力を出すという反面、リラックスする、のんびりするという意味もあります。そして、それらの心と身体のモードを、リミックスなプログラムにてグリスポで提供しようとするイベント、グリスポピア2022「グリスポMAX」が10月29日土曜日に行われました。その一部を写真を中心にレポート。
グリスポMAXでの、施設職員一押しのプログラム、「みんな集まれ!グリスポミニ運動会」は、豊中市都市活力部スポーツ振興課の上原課長のご挨拶で開幕。
心地良い秋晴れの元、芝生広場に来場者が続々と集まって、どこか懐メロチックな運動会BGMが流れる中、「椅子取りゲーム」「玉入れ」「大玉転がし」「ラケットリレー」「障害物競争」が行われました。
開催ご挨拶
競技の合間には、芝生広場に散歩に来たポニーも立ち寄り、みんなの人気者に。
みんなで野菜スティックの餌やりをさせて頂きました。
また、和やかな雰囲気の中、お揃いのグリーンのTシャツを着たスタッフも大奮闘!
安全に気を配りながらの、スムーズな運営に大活躍でした。
ミニ運動会以外では、サッカー教室やヨガの体験教室、車椅子テニスの体験会、あそび道具の貸し出しなど、グリスポを超満喫できる1日になりました。

このMAXデーは来年度も継続開催が予定されています。
より「全力を出す」、もっと「リラックスする」、さらに「のんびり」する、年々MAX値が上昇していけるように、グリスポに関わるスタッフ一同で、皆様の笑顔溢れるグリスポピア2023に向けて歩んでいきたいと思います。

たくさんのご来場、ありがとうございました。

開城日和〜❸

9月に7基の尖塔の組み上げ、10月に入り、塔後方の建屋を築き上げ、この度、ようやく完成の運びとなりました。

製材から約6ヶ月以上、足場の設置からほぼ3ヶ月、「いつまで工事にかかるの?」と、グリスポに散歩に来る皆さんからご心配のお声がけを何度も頂いていましたが、、ようやく昨日10月26日に無事竣工致しました。ちょうど大安日(^。^)

そして、来る10月29日には、グリスポ主催のリミックスイベント「グリスポMAX」を開催、また、11月12日には2つのワークショップ籠城キャンプイベントを、開城を祝して行います。
※気流部による「築城ワークショップ」は定員に達しましたので、受付を締め切らせて頂いています。
たくさんのお申し込み、ありがとうございました。
今後は、みつぼの楼閣(施設内への増築 ※右画像)や、「スマイル・スタイル・ウッドタイル」内装ワークショッププログラム(次回紹介します。)、クリスマスに向けた「ソーラーパワーによるライトアップ計画」を進め、より施設の顔として、グリスポ(キャッスル)の地域の拠点化を恒常的に目指していきます。

〜アートプロジェクト気流部 森野 晋次
▶︎築城日和〜❶  
※築城プロジェクトは、アートプロジェクト気流部と、豊中市屋外施設管理者である株式会社奥アンツーカが協働し、取り組んできました。
みつぼの楼閣計画

頑張り-MAX!

次週10月29日土曜日の開催が迫ってきましたグリスポMAX

施設スタッフが数ヶ月前からミーティングを重ね、アイディアを練り、試行錯誤しながら、通常の管理業務の傍ら、自らも楽しみながら準備を進めています。

お天気も予報では晴れ。
皆様なご来場、お待ちしています!

また、10月24日からはハロウィンの飾り付けがみつぼの花棟に登場します!

そんなスタッフの意気込みを、めいいっぱい表現したのがこちらの写真。

「スタッフみんなで盛沢山企画しましたので楽しみMAX」

どうぞ、ご期待ください!!!!!!!!!

グリスポピア杯!

グリスポMAXの先行プログラム、「第2回グリスポピア杯Jr.テニストーナメント」が10月16日、日曜日に行われました(^ ^)
快晴(秋とは思えない陽射し)の中、U13〜午前の部、U15〜午後の部と熱戦が繰り広げられ、昨年に比べても全体的にレベルアップしていました。コートの中はプレイヤー2人だけ、ボールを打つ、打ち返す音が響き渡り、セルフジャッジのため、淡々とゲームは進行していきますが、時折選手が見せる、ミスした後の悔しい顔、スマッシュが決まった時のちょっと嬉しい顔が非常に印象的でした。
懸命に、走りながら、飛びながら、そして跳ねながら、ボールを打ち合うラリーは、コート上に緊張感を生み出し、練習では得られない対戦経験値となります。
U15のトーナメント決勝には、昨年の覇者/尾之内京平選手が勝ち上がり、連覇かと思われましたが、対戦者/阿河智公選手の、チャンピオンシップポイントを取られながら、タイブレークに持ち込んだ末の大逆転劇に観客からも惜しみない拍手が贈られました。
表彰式では井ノ口氏(奥アンツーカ株式会社施設統括責任者)から賞状と副賞が手渡され、その後には、実行委員長の磯部コーチから、指導者としての暖かい言葉、試合に臨む技術面、心理面でのアドバイスが選手全員に対して贈られました。

グリスポでは、このトーナメントがより定着し、一人でも多くのJr.テニスプレイヤーが生まれ、世界に育つ事を目指しています。

選手のみなさん、今日はお疲れ様でした!今後のご活躍に期待しています(^^)v

そして、皆さんの応援、ありがとうございました!