デジタルエキスポ紹介編②

特集「とよなかデジタル・エキスポ」vol.2

「より身近に、暮らしと文化の中へ」
情報化社会の著しい変化の中で、これまでの暮らしも様変わりしています。
古くは人と人との物々交換から始まったショッピングは、貨幣制度を経て、現在はキャッシュレス化が進んでいます。現金を持ち歩く必要が無く、お釣りも用意する必要が無くなるキャッシュレス化。売買がしやすく、地域独自の通貨制度の導入や、ポイント付与など、新時代のサービスが続々と生まれています。
豊中市でも導入が進んでいる「マチカネポイント」もその試みの一つです。
詳細は▶︎マチカネポイントページへ
マチカネポイントは、豊中市が実施するイベントへの参加などにより貯める事ができるデジタル地域通貨です。地域社会での人と人、人と物の関わりを新たに作り出し、物流の根底にある、人と人の繋がり、土地との“縁”を芽生えさせます。
このマチカネポイントも「とよなかデジタル・エキスポ」の中で導入されます。
来場者は一定のポイントがもらえ、当日会場に出店されるキッチンカー2店舗でも使用出来ます。※ポイント付与、ご使用にはアプリのインストールが必要です。
その他、豊中市のデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みの一つとして、デジタル図書館、デジタル広報誌があります。紙媒体であった「本」をデジタル化し、いつでも誰もが容易に、図書館へ出向かなくても「本」に出会えます。広報誌も人を介した配布やポスティングが不要になり、原本自体に非接触になるため、感染症拡大の心配もなく、コロナ禍による活動自粛やリモートワーク化の中で、より注目されたサービスです。とよなかデジタル・エキスポでは、そのデジタル広報誌やデジタルブックの体験読書が可能です。
▶︎豊中デジタル図書館ホームページ 
このように、これまでは物があり、それに付随するのが「情報」ということでしたが、よりDX(デジタルトランスフォーメーション)が進むことにより、「情報」そのものだけが人と人の間にあり、それらを相互にインターネットを介してやり取りする技術の可能性がますます拡がっています。ただ、現在のデジタル化技術では視覚情報や聴覚情報に限られています。その他の五感の中の触覚、味覚、臭覚は今後のデジタル化技術の進化を待たねばなりません。

「新しい開かれた文化として」

豊中市の取り組みで最後に紹介するのは、NFTアート展示(Toyonaka Art Connectionからの出張展示)です。 ▶︎Toyonaka Art Connection

少し解説したいと思います。
NFTとは、Non-Fungible Token。非代替性トークン。一見難しい聴き慣れない単語ですが、この意味合いは前述の「情報」そのものへの価値付けと資産化に関係しています。

物質は、触る事も出来、経年によって変化し、それ固有のモノとして、唯一無二の価値を生み出します。それに反して「情報=ITデータ」は、基本的にはプログラミング技術の1or0の2進法で作られ、これらは容易に複製が可能であり、原物と複製物の差異もありません。コピー化に優れた技術という事も言えます。
では、トークンとは何か?これは数年前から話題にも上る、暗号資産、仮想通貨を意味しています。そしてこれらは代替性(交換可能なもの)を持つことによって通貨としての資産価値を生み出し、それ自体が円やドルなどと同様に投資の対象になったのです。
そのトークンの代替性を「非」とし、唯一無二の価値として“デジタル情報”を存在させるのが「非代替トークン」=NFTの技術です。

そして、NFTアートとは、これまでの美術界の常識である、絵画、彫刻などの“本物”としての作品価値を、デジタルアートの世界にも適応させます。誰が、いつ創作したものか、その作品の価値付けを、複製可能なデジタル作品に取り入れたのが、NFTアートです。これはデジタルデータに鑑定書を発行出来る画期的な仕掛けです。そして、この技術により、デジタル作品の新たなマーケットが生まれています。Twitter創業者のジャック・ドーシー氏の出品した同氏の初ツイートが約3億円というのは有名な話です。ダヴィンチのドゥローイング、太宰治が書いた手書き原稿、モーツアルトの手書き譜面などと同様に、デジタルデーターが唯一無二の価値を得るのです。
このNFTアートの展覧会「Toyonaka Art Connection」が豊中市立文化芸術センターで開催されます。そして、その出張展示が、グリスポでの「とよなかデジタル・エキスポ」にて同時開催。
11月23日(祝•水)には、豊中市立文化芸術センターにてトークショーも開催されます。ご興味のある方は、こちらにも是非ご来場下さい。
その他、エキスポでは、各協力企業のARやVR技術の体験会や、様々なデジタル技術の新しい取り組みの紹介が目白押しです。

是非、地域型博覧会「とよなかデジタル・エキスポ」に足を運んでみてください。

そして、楽しみながら、少し先の未来まで、皆さんで体感してみて下さい!
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。