グリスポキャッスル第一期の工事を終えたタイミングでのワークショッププログラム、「アートプロジェクト気流部とお城作りのワークショップ!!」、大阪大学工学部建築・都市人間工学研究室による「建築模型ワークショップ〜モックアップ・ザ・ステップ〜」を11月12日(土)に開催しました。 今回はそのレポート第一弾、阪大編。※最下段に報告書をUPしています。 みつぼの花で開かれた「建築模型ワークショップ」は、グリスポの基本計画に携わった研究室による、公共空間の活用をテーマにしたプログラムです。リニューアル後にも、より地域にとって、利用者にとっての公共施設の在り方を探り、発見し、実践していこうとするものです。今回は、施設の顔、玄関口となる南階段にスポットをあて、参加者に空間の全体像を捉えてもらうために建築模型(モックアップ)を使い、少し離れた視点で「こんなこと」「あんなこと」と、場の使い方のイメージを言葉で付箋に書き込んでもらいました。




普段、階段を通り過ぎる際には見えていなかった空きスペースの形、広さが、模型を見下ろすことで一瞬で捉えられます。又、お城が建っている石段周辺は、今は立ち入り禁止のエリアでもあり(グリスポの初期、ここは滝施設でした。※池の水を上部まで汲み上げ、流し下ろす循環型のウォーターエリア)、デッドスペース(※使えない空きスペース)になっています。 そして、そういう場所を含めた、南階段周辺の活かし方のアイディアを募り、実現可能なことを試みようとしています。施設の顔として、お城とその周辺をより楽しく、魅力溢れる空間にすること。その第一歩がこのワークショップです。





研究室の学生が参加者と語らい、ぼんやり沸いたアイディアを言葉で拾う。当日も幅広い年齢層の参加者と学生が、模型を前にして場所のイメージを共有し、参加者から湧くアイディアとビジョンに寄り添いながら進行していました。 そして、プログラムの終了時間には、アイディアが書かれた付箋が、ホワイトボードに貼りきれないほどに。 この集まったアイディアは研究室に持ち帰られてまとめられます。 また、施設近隣の地区でのワークショップを重ね、施設利用者のアイディアと地域の方々のアイディアが交わり、未来のグリスポの種(タネ)になります。 今後、一体どういうグリスポの玄関口が生まれ、花開くのか、是非この先を楽しみにしておいて下さい。
□建築模型WS_成果報告書